なぜ100kmも歩くのか?

ぐんま100kmウォークは、競争する大会ではありません。「自分の限界に挑戦」する機会です。
以下の理念に基づき、運営を行っております。
(基本理念)
私たちの日常生活は便利を享受し、平和で安全な守られた世の中になりました。いつからか、有り難いはずのものが当たり前になり、古来より受け継いできた公の精神が今では消えかかっています。また、共存社会であるにも関わらず多くの競争原理が働き、人としての自信を失う機会も増えています。
そのような中で、私たちは、感謝・感激・感動を大切にする人を増やし、競争から離れて自分自身に自信を持つことが出来ると信じ、もって活力ある社会の促進を図ることができるよう、以下の基本理念のもと、「すべての人に挑戦する機会」を設けたいと考え、会を結成しました。

  1. 感謝、感激、感動を忘れない
  2. ゴールタイムを競わない
  3. 我武者羅に挑戦する

1.感謝、感激、感動を忘れない

 私たちは日々、豊かな生活を営んでいます。車に乗り、電車に乗り、飛行機に乗り、昔では考えられないほどのスピードで長い距離を移動できる日常を手にしています。そんな便利な日常から離れ、100kmという長い距離を自らの足で歩くことは非日常的であり、あり得ない行動です。あり得ないとは言い換えれば「有り難し」こと。100kmという距離を歩いていると気付きます。乗り物、道路や橋などの公共物、深夜まで営業しているコンビニ、あって当然なもの、当たり前と思っていたものがすべて「有り難い」ものであると。

本当の意味で、有り難いという感謝の心に気付くのです。

 歩くことは自分との戦いですが、自分だけの戦いではありません。周囲の支え、環境が整っているからこそ歩くことができます。この大会に関わるすべての人たちが、それらに感謝する心に気付き、応援・支援に感激し、すべてに感動できる機会になることを願います。感動は与えられるものではなく、自らに秘めた可能性であることを、私たちは信じています。

2.ゴールタイムを競わない

 この大会は競技ではありません。タイムを競うことが目的ではありません。歩くこと、歩きぬくことで気付くことを大切にします。タイムを競い、他人と比べることは推奨しません。なぜなら、他人と比べるから劣等感(自分を過小評価する)を感じ、またはその反対の傲慢心(自分を過大評価し人を見下す)を抱きかねません。大切なのは自分らしく、あるがままにです。
 また、共に支えあったり助け合ったりすることも大切だからこそ、思いやりの心が生まれると信じたいものです。

3.我武者羅に挑戦する

2007年、サッカー日本代表の監督であったイビチャ・オシム氏の名言に次の言葉があります。

限界には、限界はありません。
限界の定義は何だと思いますか。
限界は個々の選手の目標で、
限界を超えれば、
次の限界が生まれるのです。
   イビチャ・オシム

 自分の限界に挑戦する機会が、どのくらいあるのでしょうか?苦しみを伴う限界であれば、なおさら避けたいものですね。しかし、その限界に挑戦すること、自分自身に諦めない心の強さこそ大事にしたいと思います。目標をクリアすることがゴール(最終目的)ではありません。

自分の限界に挑戦

Challenge your limits!!

最初からゴールだけを目指すのではなく、一歩一歩足を踏み出すこと、その瞬間こそ大切にしたいものです。無心、無我の境地に挑戦することができます。
「できるできない」ではなく、『やるかやらないか』です。
今、ココの連続の先に、大きな感動と達成感が待っています。

自分自身の中にある
「できない」
「無理」
「無駄」
「意味がない」
という様々な壁の象徴が『100kmという道のり』そのものなのです。

挑戦する前から諦めない

100km歩ききることが目的ではない

辛い、苦しい、出来ない、無理という壁に
挑戦するのは自分自身です。

「やっておけばよかった」から
『やっておいて良かった』へ

自分を変えるのは、自分しかいない

私たちは、その一歩を応援します!

ぐんま100kmウォーク実行委員会

第12回大会エントリー

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